2009年11月25日水曜日

日常Ⅶ

そして、トンネルを通り過ぎると、俺はまた、別の世界に来ていた。
いつもは賑やかな町並みも、もうすっかり息を潜めていた。
俺の大好物のハンバーガー屋も、もう店を閉めていた。 
踏みつぶされた空き缶が、その店の前のゴミ箱に山ほど捨てられていた。 
俺は、右にまがり、坂道を上った、突き当たりにくると俺は、いつもの何かを見つけた気になった。
それは、空でもなく、町並みでもなく、空間そのものだった。。。

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