2009年8月10日月曜日

人生を分かち合うんだ!

俺たちは這いつくばった。

ビルに隠れた空の向こうに、星がちりばめられている。

彼女は毎晩自動販売機の前で倒れている。
人生を捨てられないって、彼女は言う。

彼女と、こんなとこまで行こう。

やがて、海の向こうが、空に変わる風景を二人で分かち合うんだ。

どこまでも続いていると、そう思えるこの世界の果てに、このちっぽけな空の下で、ようやく何かをつかんだ。

そう思う時がある。

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